
FC#64【Special note】0618のご紹介-4-
0618開催の自主企画に向けた、出演の皆さまの紹介のお便り。最後は仮屋ナオトさん。
昨年、客として足を運んだイベントに、仮屋さんが出演していたことがきっかけだった。
彼が演奏をはじめると、風が吹き抜けていくような心地があった。どの曲でも、言葉が懐に入り込んでくる。
3月のすゝめカバーでは、この日に強く残っていた「ピンク」という曲を迷わず選んだ。
釘付けという言葉もまさしくで、その日のライブを通して鼓動が受けた衝撃の強さでいえば、殴られたようだとも言えるほどであるが、そんな乱暴なものではないので…鳥肌が【走る】といえば伝わるだろうか。
彼のライブを見たのは、同会場で出演だった大塚サーキットの他、弾き語りワンマンにも行った。
三度のライブを通して感じた彼の魅力。
まず、パワフルさと繊細さの両立は成り立つのだと、その全身で鳴らす姿に圧倒された。
生活の中を温度感高く切り取った歌詞が、時に力強く、時に脆く、優しく、放たれていく。
多くは語らず、歌い続けていく様子は、想いを乗せるというよりも、魂を飛ばしているようで、それは以前私のエッセイにも綴った、“呼吸は寿命を削ること”と同様の姿にも感じられた。
彼自身も葛藤するような瞬間が垣間見え、それが人間らしくもあり、聴いている私たち自身のさまざまな感情の振れ幅と重なっていく。
心の奥底まで、まっすぐと温度が冷めることなく言葉たちが届くのは、そのせいなのだろう。
彼のライブでもうひとつ印象的だったのは、ひとりひとりの目を見つめる時間の長さだ。…いや、時間の長さではかりたいわけではない。会場のひとりひとりの瞳を通して、それぞれの心とじっくり交信しているような、そんな瞬間があるのだ。
そうして隅まで照らしてくれる姿は、まるで灯台のようだ。
行方の分からない夜の海を照らし、その居場所の目標となる灯台。隠していた心の奥のSOSへ、彼の声が光になって手を差し伸べてくれる。
またしてそれは、彼の誠実さの現れでもあるのだろう。
大塚サーキットの日、出番直前にも関わらず、おとのステージを観てくれていた。
出会って間も無く、おと自身の得体が知れないところもあるが、知ろうとしてくれることに、今回の企画に対しても真剣に向き合おうとしてくれている誠意を感じた。
この日の終演後の打ち上げで、ようやくじっくり話をすることができた。この時点で既に出演を決めてくれていたのだが、誠実に向き合っているのは人だけではなく、音楽に対しても同様で、どんな場面でも本気で、そして誇りを持ってステージに立っているのだと知った。
その向き合う熱意が、彼の歌から感じられるエネルギーの源でもあるのだろう。
勇気や覚悟をたずさえても、漠然とした不安は拭えない。自分の進みたい道へ歩みを進められるように、その霧を晴らす光が必要だ。
しかし反対に、励ましの言葉すらも鬱陶しく感じることもある。置かれた状況や、心の状態によって、必要な言葉は変化する。
彼の持ち合わせたその光は、あたたかく隣で寄り添ってくれると同時に、力任せに背中を押すのではなく、一歩先で待ってくれているような寛大さもある。
共に生きていこうという希望がみなぎっている。
続いていく日々の中で、この希望がどれだけ心強いか。
きっとこの夜を共に過ごす誰もが、またひとつ未来に向かう道を見つけることができるだろう。
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ご予約受付中!!!
2026.06.18(木) 大塚MEETSにて開催

💥おと.自主企画💥
「勇敢であれよ、大きなこどもたち」
-act-
おと.(バンド編成)
仮屋ナオト
そえじまとしたか
つきみるく
璃咲
open 18:00/start 18:30
Ticket ¥3,000- (+1Drink)
入場順
①おと.手売りチケット
②TIGET予約
▼TIGET予約ページ
https://tiget.net/events/478256
