
《全員公開》FC#69【Essay】自主企画、ありがとう!
6/18(木)大塚MEETSにて
おと.自主企画「勇敢であれよ、大きなこどもたち」
ありがとうございました!
感謝の気持ちを込めて、今回の振り返りを。
今回のテーマは「勇敢さ」。
強い芯を持ち、自分の世界を作り上げているアーティストをお誘いした。
ありがたいことに、このブッキングは難航することなく、皆快く引き受けてくれたことが、まずスタートから感謝が絶えない。
そこから引き続き、インタビューや勝手に挙げていたカバー動画たちにリアクションをくれたり。
この日に向けて、心を通わせながらそれぞれで過ごせていたようにも思う。
トップバッターの璃咲ちゃん。
「チュール」から始まり、「くれよん」で締めくくった30分。
ときめきと、ワクワクと、その中で貫かれる“らしさ”を存分に感じた。そして、伸びやかに会場を包み込んでくれるその姿が、まさしく幕開けのファンファーレ。その浸透力といったら、もう…!その場にいた全ての人の心の壁を取っ払って、空気を作ってくれていた。
その中で、「幼稚さを捨てて、こどもになっていく」と話す姿が印象的だった。彼女の優しさの根源なのかもしれない。
会場入りして顔を合わせた瞬間に、「くるくる可愛い!」と髪型や、ネイルした指先まで褒めてくれたりした。
少しまだ緊張する私も、ついついにやけてしまうような。心の壁を解いてくれる柔らかい人だなあ、と改めて感じた日であった。
2番手のそえじまさん。
(カバーしていた推し曲から始まり、推し曲で終わっていたセトリはたまたまだろうか…?と、にやけていたのは秘密にして)
彼がステージで話していたように、オファーの連絡をしたときは、「大丈夫?壊さない?」と心配していたけれど。
私の雰囲気に外枠で合わせるのではなく、私が惹かれているそえじまさんらしさを持って来てくれたことが、全ての答えであり、信頼関係の所以でもあるなと。
私を暗い人だ、と話すのは実は的を得ていてクスッと笑ってしまった。
レコーディングなどを通して、自分の陰鬱とした芯の部分の話をしたりしていたので、ネガティブな部分も全てお見通しなのであろうと。でもだからこそ、この日をどんな日にしたいかが、共に透けて見えてくれていたのかもしれない。
そえじまさんのあたたかさを感じていた。
3番手、つきみちゃん。
数日前から当日まで私の喉を心配して連絡をくれていて、「できることがあったら言ってね?」と、変わらずたくさんの優しさをくれていた。そんな会話の中でも全く匂わせることなく準備してきてくれていた、カバー演奏!
驚きで、あんぐり口が空いてしまって、イントロのギターを弾き始めた瞬間に、鼻の奥がジーンとしてしまった。選曲が、良い…!サブスクにもない、いろんな曲を聴いてくれたんだろうと想像すると、より一層泣けてきた。
そして何より、やっぱり彼女がステージで見せる大きな背中がとても頼もしくて、眩しくて。
これからも、一緒に走り続けていきたいと、改めて。強く、強く、歯を食いしばっていた。
そして4番手、ナオトさん。
ナオトさんの魅力の一つである、その眼差しがより研ぎ澄まされていたように感じた。
特に「ヒーロー」では、一層鋭く力強い瞳に、吸い込まれてしまいそうだとも思った。
「少しづく蒔いてきた種が、実った」「花を咲かせられるように」と話した後に歌った「管制塔」という曲は、心の奥で密かに抱えていた大きな不安に光を当ててくれたようだった。
紹介のお便りで、ナオトさんは“灯台”のようだと例えたが、この日もつづきの道を示してくれていたように思う。
それは出番のバトンだけではなく、この夜が終わっても続く日々を照らすような、強くて鮮明な光のようだった。
皆のステージを見て、「私はやれるだろうか?」「私もやってやろう!」という2つの心を行ったり来たりしていたが、全てが終わり、いざ出番になって仕舞えば、覚悟を決めるしかなかったし、不思議と無理なくその心の準備はできていた。
弾き語りからステージを始めたのは、もちろん意味があった。
孤独に一人で生きてきた私と、一人でも強く立っている私を共存させたかった。
それが、冒頭の選曲の理由でもある。
「真夜中のメリーゴーランド」は、少し前の葛藤していた私から、自由を祈るように見上げている変化。
「オアシス」ではそこから、自分を受容し、生きていける場所を見つけていける、という歌。
そこから、「その涙はあなただけのもの」というキーワードを空に飛ばすように「彗星」に繋げると共に、心強いバンドメンバーを呼び込むという、個人的には過去最高に前向きなセトリの流れがあった。
そんなおとの愉快な仲間たち。
Ba.隼生は、高校時代の後輩である。が、先輩後輩というよりも、友達だ。何がきっかけだったか、互いに全く覚えていないが、当時から敬語などの意識もなく笑
愚痴を共有したり、一緒にギターを練習したり、頑張る姿も見ていてくれた、数少ない気心の知れた仲間である。
今回のバンド結成にあたって、真っ先に相談した人だった。
EGt.にわとりくんも高校時代の後輩であるが、実はきちんと交流を持ったのは今回がきっかけ。隼生に相談した際に縁を繋いでくれて、今回のことが実現した。
きっとこのメンバーの中で1番冷静に、分析してくれているのでは!と信頼をおいている。スタジオで、アレンジを練っているときも、「なんか…こんな感じにしたくて…」というニュアンスでしか言語化できない私のイメージを感じ取って、具体的に各パートに提案を出してくれていた。
Dr.さとしくん。いろんなハプニングがあり、かなり急にお願いしてしまったメンバーである。
どうしても…!という熱意を快く笑顔で受け取ってくれて、加入から間もない初回のリハにも、曲をちゃんと聴いて、準備をして望んでくれていたことに、彼の誠実さをしかと感じて。
本番前のグータッチから、本気で向き合ってくれている情熱を改めて受け取った。
こんなメンバーと共に作り上げたおと.のバンド演奏。そして、「勇敢であれよ、大きなこどもたち」というこの夜はいかがだっただろうか。
自主企画というものは、本当に大変だ。
それは事務的な準備、という点よりも、心持ちのようなところが大きいかも知れない。
呼んでいるからには、私が最高のパフォーマンスをするのが大前提。やってやるぞ、という覚悟はいつだって誰だってあるが、そこに結果がついてこなければ意味がない。
し、私自身に関して言えば、この大前提が、正直とても苦手だ。
周りから良い評価をもらえていても、自己評価がプラスになることがなかなかない。
当日、面食らうという言葉も出ていたが、まさにゲストに面食らって自分の自信がなくなってしまうタイプだったからだ。
大信頼のこの人たちに繋いでもらったバトンがいいものであればあるほど、そこに自分が存在している音に臆病になってしまう。
そして自主企画であるからには、集客の面でも私が主となり、他アーティストをパンパンの会場でもてなさなければ、と。
そのためには、ここまでの自分のライブだけではなく、この日に興味を持ってもらうためになることを、できる限りしようと思った。
私は路上ライブが苦手だ。
私の歌の特性もあるが、1番は自分の持ち合わせたパニックの特性が壁を高くしている。
いつだって果敢に挑戦していくタイプなのだが、周りから物理的にも衝撃を受けやすい大きな荷物を持って、人混みの東京を突き進んでいくのは、あまり自分に合った方法ではなく、良いコンディションでは歌えない。
企画前、ストリートで初見の人へチケットを届けるために頑張る周囲の仲間の姿を見て、一時期はトライしながら、でも、何度もダウンして自信をなくして、を繰り返してきた。
でもこれは、いわばアレルギーのようなものである。そう思えるようになった。
同じ頑張り方を必ずする必要はない。からといって、極端に諦めるわけでもない。
私が、私らしく、頑張れるやり方で力をつけて、そのエネルギーで、頑張るエリアを広げていこう。
その一つのコンテンツが、カバー動画と、インタビュー記事だった。
決して大きくはないかも知れないし、路上でチケットを届けることに比べたら目に見える直接的な結果は少なかったかもしれない。
でも、当日、私を信じて集まってくれたおとの音ファンのみんなだけでなく、それぞれのお客さまのおかげで、会場はスタート時からたくさんの人で溢れていた。(譲り合いながら、見てくれていた皆様ありがとう泣)
そして、ステージそのものもそうだ。
ずっと、誰かと心を通わすことに臆病になって、一人で歌ってきた私が、仲間とステージに立った。この人たちとなら。
大好きであると同時に、心からリスペクトしている皆であるから、もちろん変わらずプレッシャーもたくさんあった。
でも、その葛藤も、皆が与えてくれた愛のおかげで、覚悟になった。
この日のステージこそ、私がまた一つ勇敢になれた瞬間なのである。
そして何より、来場した誰もがこの夜を通して良い日だと、述べてくれていたことがとても嬉しかった。
一遍のショーを見ているようだ、と綴ってくれている人もいた。
また今回をきっかけで、普段はライブハウスに来ることに慣れていない人からも感想をもらった。全員が一貫したテーマで、納得のブッキングだった、と。
それはやっぱり、誠実にこの企画に向き合ってくれた演者の皆の愛と、それを余すことなく真っ直ぐに受け取ってくれたお客様みんなの影である。
しつこいようだが、本当にこの日は、それぞれの愛が交差する、とても優しい夜だった。
勇敢さとは、信じること。それは、愛情をまっすぐ受け取ることにも通ずるのだと、感じた夜だった。
長くなりましたが、改めて、本当に、ありがとうございました!!

